一般的には「老人ホーム」と呼ばれていますが、1997年より介護保険が誕生し日本の介護環境は大きく変化しました。
介護保険制度とは「高齢者の介護を社会全体で支えあう仕組み」として国によって制定された制度(介護保険法)です。
介護保険施設には
「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」
「介護老人保健施設」
「介護療養型医療施設」
「介護医療院」
上記の4つがあり、必要とする介護の内容により入所できる施設が違います。
施設を運営する母体は、地方公共団体や社会福祉法人、医療法人などに限られています。
施設建設に補助金が出たり、運営する法人が法人税などの優遇を受けられるため、入所者の費用も有料老人ホームと比べて低く抑えられます。
高齢化社会を迎え、施設の数が足りず、特別養護老人ホームへの入所待ちの高齢者数は全国で数十万人にものぼります。